当て屋の椿 2巻 ネタバレ・感想レビュー
今回は『当て屋の椿 2巻』のあらすじ・ネタバレ・感想とエロ漫画を無料で読める試し読みの方法をご紹介いたしますので是非、お役立てください。
作品紹介
『当て屋の椿 2巻』
女性のことが苦手で触れることもできないイケメン男子『鳳仙』は副業である『春絵師』で生計を立てていました。
そんな中、同じ長屋に住み『当て屋』を営んでいる巨乳美女『椿』とひょうなことから出会い大江戸の町を舞台に、様々な奇々怪々の事件を解決していくことになります。
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2巻のデータ情報
おすすめ度 | ★★★★★ |
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安全性 | ◎評価 |
カテゴリー | エロ漫画・試し読み |
出版社 | 白泉社 |
発売日 | 2009/7/29 |
掲載サイト | ヤングアニマル |
著者名 | 川下寛次 |
シリーズ | 当て屋の椿 |
作品名 | 当て屋の椿 2巻 |
話数 | ・第 9話 浄瑠璃心中物語(その一) ・第10話 浄瑠璃心中物語(その二) ・第11話 浄瑠璃心中物語(その三) ・第12話 浄瑠璃心中物語(その四) ・第13話 浄瑠璃心中物語(その五) ・第14話 浄瑠璃心中物語(その六) ・第15話 尼寺に潜む怪物(その一) ・第16話 尼寺に潜む怪物(その二) ・第17話 尼寺に潜む怪物(その三) |
当て屋の椿 2巻
当て屋の椿 9話のネタバレ 浄瑠璃心中物語(その一)
遊郭が蔓延る吉原では、今日も今日とてトップの座に君臨する椿の親友『篝』が男性客に抱かれていました。
しかし、今回のお客様はS気が強く、血走った目をカッと開き、篝の首を思いっきり絞め上げていきます。
『著者名:川下寛次 引用元:当て屋の椿2巻』
抵抗のままならない篝は、遠のく意識の中、鼻血を垂らしながら窒息寸前。
その後、吉原の使用人から、床入り中に、篝が心中に巻き込まれたと聞いた椿は、全速力で吉原に駆けつけ、篝が泣き縋っていた男性客に思いっきり強烈な蹴りを顔面に叩き込みました。
『著者名:川下寛次 引用元:当て屋の椿2巻』
オラァ!オラッ!『死にてーなら一人で死ね!!今死ね!ゴミ野郎!!』と、更なる打撃を渾身の力で追撃攻撃。
仰向けに倒れたその男性客が動かなくなるまで、さらに顔面を踏み潰しまくった椿が、フッと我に返り彼を見てみると、それは春絵師の鳳仙でした。
肝心の犯人は既に、お仕置き部屋に捕らえられており、鳳仙はただ単に、春絵師として絵を描きに、吉原へ訪れていただけのようです。
白目をむき、鼻血を垂らし、横たわる鳳仙を運が無かったということにして、椿は首を絞められ、こんなにも恐ろしい目に遭いながらも、子供のような明るさと幼さを失わない篝を思いっきり慰め甘やかします。
そして、天国の階段を上りそうになった鳳仙も連れて、その足で篝の首を絞めた犯人のいる仕置き部屋に向かいました。
どんな奴が篝の首を絞めたのかと、椿は憤怒しますが、その犯人を見て驚愕したのは、まさかの鳳仙でした。
犯人の男性は、かつて鳳仙と同じ塾で絵の手習いを受けており、現在は『名工松葉の弟子』にして『人形浄瑠璃』の『かしら人形師』である『八葉』でした。
そして、この江戸時代の心中は、想像を遥かに超える『大罪』でした。
『著者名:川下寛次 引用元:当て屋の椿2巻』
・『心中した者を弔ってはいけない』
・『一方が残った場合は斬首』
・『双方残った場合 三日間 日本橋に全裸で晒され 国民権を剥奪』
・『若い娘が全裸で晒され 手荒な仕打ちを受ける事もある』
それほどに、心中という罪は、重いものなのでした。
その後、楼閣は心中事件を表沙汰にしたくない為、ハ葉を解放。
鳳仙を軽蔑しているハ葉は彼に罵声を浴びせ、椿はハ葉を手酷く追っ払ったのでした。
当て屋の椿 10話のネタバレ 浄瑠璃心中物語(その二)
その夜、八葉は自分を恋い慕っている『福寿』というショートカットヘアの巨乳美女と激しく淫らに交わっていました。
『著者名:川下寛次 引用元:当て屋の椿2巻』
まるで、今日の憂さを晴らすかのように、美しい福寿の膣奥深くに肉棒を突き立て、喘がせていきます。
八葉は、名工松葉の弟子であり実子でした。ですが、いつになっても自分で作った『かしら』を認めてもらえず、彼の鬱憤は相当なものでした。
愛欲が終わり、別れ際になると福寿は甘味の入った巾着を八葉に手渡しながら、愛を囁くと同時に、今度『お見合い』に行かなければならなくなったと言います。
なので、そうなる前に八葉に自分を『貰ってください』と告白をする福寿でしたが、そんな彼女に八葉は、結婚しても偶に会えるのだから問題ないといった様子を返すだけでした。
当て屋の椿 11話のネタバレ 浄瑠璃心中物語(その三)
そんな具合で、福寿の気持ちを蔑ろにしている八葉は、兄弟子の手腕に嫉妬しながらも、認め、どのようにしたら自分もそうなれるのかと彼の話に耳を傾けます。
すると『人形に魂を込める=女性をもっと知る』という結論に至り、そのため、八葉は先日、篝を抱きに吉原へと訪れたのでした。
そして、その過程で篝の首を絞めつけ、死の間際まで突き詰めた瞬間、八葉は何かを閃いた感覚を得たのです。
『著者名:川下寛次 引用元:当て屋の椿2巻』
そうした八葉の心情とは裏腹に、翌朝、乱れた遊女たちの女体の中で朝を迎え、最高の目覚めを体験した鳳仙。
訳が分からず、鳳仙は、お決まりの如く、朝一発目から大きな声で悲鳴を上げてしまいますが、昨晩、椿に散々お酒に付き合わされたことを思い出します。
一方、その椿は今朝出たばかりの瓦版を読み終えて『遊女と醤油屋の手代が心中だとさ』と、あるかどうか分からない来世かける2人の顛末を寂しそうに漏らしたのでした。
『著者名:川下寛次 引用元:当て屋の椿2巻』
そのニュースを聞きながら、篝を心配した鳳仙が辺りを見回すと、天使の様に可愛い寝顔で、スヤスヤと良い子に眠っていました。
当て屋の椿 12話のネタバレ 浄瑠璃心中物語(その四)
飛脚と遊女の2人は、共に遺体となって発見されており、この遊女は以前、鳳仙が春画を描いたことのあるお客様だったので、鳳仙も現場を見に向かいます。
遊女に甘い言葉を囁かれ、言葉巧みに誘惑された飛脚の男性は、遊女が自分に好意を抱いていると言うので、彼女の願い通りに、肉棒を遊女の膣内に突き入れました。
腰を振り、お楽しみに耽っている最中、飛脚は遊女の爪がないこと、そして艶めかしい泣きぼくろがあることに気付き、その後、彼は亡くなります。
そして、遊女は首を絞められた状態で亡くなっており、彼女の膣内には飛脚の男性器が挿入されたままでした。
『著者名:川下寛次 引用元:当て屋の椿2巻』
しかし、飛脚の身体は離れた位置にあり、つまるところ、男性器を斬り取られた状態で、男性器だけ遊女の膣内に挿入されたまま、死体となって発見されたのです。
椿は、当て屋として、その状況からすぐに、心中ではなく下手人がいる殺人事件だと見抜きました。
推理を仮説した場合、遊女が飛脚を殺害した後、心中に見えるように自分で首を絞めるのには無理があること、飛脚も自分の男性器を切断した後に遊女を殺害するのも現実的ではないこと。
それならば、心中という線は怪しくなり、他に殺人犯がいると仮定するのが自然でした。
そして、ここ最近、心中事件を起こした八葉は、まだ生きているので、犯人の目星は自ずと彼に向けられます。
椿は、以前、八葉が心中事件を起こした際に、彼の懐に忍ばせた、如何にも女性から貰ったような巾着を確認していた為、初めから八葉が心中をするつもりがないことは、お見透しでした。
当て屋の椿 13話のネタバレ 浄瑠璃心中物語(その五)
しかし、悲しい事件は、続くものであり、八葉が怪しいと睨んでいた椿と鳳仙の予想よりも残酷な展開が待ち受けていました。
八葉は、舟の中で見知らぬ女性と刃物で心中し、死体となって発見されたのです。
八葉と一緒に心中を謀ったお相手の女性は、彼の恋人的存在である福寿ではなく、鳳仙も知らない女性でした。
鳳仙は、八葉の心中の現場や状況から、どうも作りめいた雰囲気を感じとり、その足で当て屋の椿の元へと駆け込みます。
すると、当の本人である椿は、プリっとした豊満な果肉の桃尻をこちらに向け、山のように積まれた本をゴソゴソと漁っていました。
『著者名:川下寛次 引用元:当て屋の椿2巻』
今日の当て屋には、珍しく鳳仙以外のお客様、福寿が来ており、彼女に接客をする為、豊満なお尻と器用に動かし、お茶を淹れて、福寿をおもてなししろ!という合図を鳳仙に送る椿。
さらに、椿は『知ってるって』と言いながら、箝口令が敷かれたはずの八葉の心中の事件をどこかの情報網により、既に把握していました。
鳳仙は、福寿を持てなそうとしますが、鳳仙のことを蔑んでいる八葉から、何か聞かされているのでしょうか、福寿の態度はあからさまに鳳仙に対し、敵視全開で睨みつけています。
当て屋の椿 14話のネタバレ 浄瑠璃心中物語(その六)
福寿が当て屋の椿にお願いしたい探し物は、八葉に手渡していた花柄の小さな『巾着』であり、以前椿が見た八葉の巾着と同一の物でした。
その巾着の中には、八葉が大好きな甘い物が入っており、同時に福寿の愛情もたっぷりと詰まっています。
前回同様、椿によると今回の八葉の心中も、おかしな点ばかりでした。
八葉の遺体からは、指が何本も斬り落とされており、彼の指と当時に巾着も現場から無くなっていました。
この事件でも、下手人がいると見抜いた椿の言葉を聞いた福寿は、胸の奥にしまい込んでいた気持ちを緩めてしまいます。
そして、先程から睨みつけていた相手である鳳仙に縋り付き『うああっ八葉さっ…』と大粒の涙と共に、悲しみを溢れさせ始めたのでした。
『著者名:川下寛次 引用元:当て屋の椿2巻』
女性の涙に弱い椿は、福寿の依頼を引き受け、鳳仙も福寿の涙を見て、一刻も早く事件を解決したいと思います。
その為、事件の発端に巻き込まれた篝の巫女の力で、事件の真相を見透してもらおうと椿に提案しました。
ですが、椿は珍しく険しい顔をして、鳳仙に『八葉の心中のことは絶対に篝に喋るな』と、キツく止めます。
果たして、浄瑠璃心中物語の真犯人と真相はいかに…。
当て屋の椿 15話のネタバレ 尼寺に潜む怪物(その一)
とある尼寺の一室。
艶やかな黒髪をした美女『紫苑』と、敏感な乳首を愛撫され、淫らな声で喘いでいる美女『笹百合』という2人の女性がおりました。
片目から涙を流す般若のお面がかけられている傍らで、甘い吐息をかけ合い、柔肌を重ね、身体を絡め合う2人は、今宵も…。
当て屋の椿 16話のネタバレ 尼寺に潜む怪物(その二)
この日も、鳳仙は自分の目の前で激しく腰を振り、背面騎乗位で交わる男女の交尾を見ながら、春画を描くため、筆を走らせていました。
『著者名:川下寛次 引用元:当て屋の椿2巻』
しかし、豊満な肉体と実った巨乳の乳房が揺れる度、鳳仙の筆は彷徨い、上手く絵が描けないでいました。
それに加え、船酔いと寒風に晒された影響もあり、体調が優れない鳳仙は、そのまま休憩へ。
鳳仙が休んでいる傍らで、相も変わらず腰を振りまくり、舟と豊満な乳房を揺らす遊女でしたが、少しして静まりかえります。
終わったかなと思った矢先、鳳仙の目の前には、二つの揺れる胸を叩き落とされてしまい、そのまま気を失ってしまいました。
鳳仙は何処かに運ばれ、仰向けに寝かされます。すると『漢方の香り』と『上方訛り(京都・大阪の方言・俗に言う京都弁や大阪弁)』の女性の言葉で目を覚まします。
しっとりと耳障りの良い、落ち着いた雰囲気の上方訛りの美声と、鈴の音。
鳳仙のことを心配して面持ちで、彼を覗きこんで来た声の主は、鳳仙がイメージしていた女性よりも幾ばくか若い、眼鏡をかけたロリ系の女医『竜胆』でした。
『著者名:川下寛次 引用元:当て屋の椿2巻』
あどけなさの残る幼い容姿の竜胆は、鳳仙が女性嫌いだということを知らずに、可愛いお顔をキスができるくらいの距離まで、グイグイと近づけ、口を開けるようにと迫っていきます。
『ほら あーん』『あーん』と鳳仙に、再度、口を開けさせようとしますが、戸惑う鳳仙に、流石にシビレを切らし豹変した竜胆は、急に口汚い言葉を使い、彼の顎を掴みながら、強引に口を開けさせました。
そして、竜胆の傍らには筋骨隆々の大男『日輪』が居座っており、彼は女医である竜胆の助手であり、密かに竜胆に恋心を抱いています。
しばらくして、鳳仙に漢方を煎じて湯で溶いた湯飲み茶碗を手渡して、薬は安く仕入れられるから、安心して飲んで欲しいと微笑む竜胆。
すると、椿が『竜胆!』と名前を叫びながら、ドカドカと入ってきました。
先程、竜胆が鳳仙に薬が安く入手と言っていた理由は、これであり、どうやら竜胆は椿をこき使い、薬の原料である『ゲテモノ』を方々で採取させていたようでした。
『著者名:川下寛次 引用元:当て屋の椿2巻』
『もう あんたの仕事は受けないよ 竜胆っ!!』と鬼気迫る椿に、竜胆は可愛い表情で椿にギュッと抱き着き、薬の原料採取は可愛いらしいと褒め称え、上手いこと言い包めようとします。
そして、薬の中でも一際、多く重要な物が『鬼灯(ホオズキ)』といわれるものでした。
鬼灯の使用方法としては、根の乾燥粉末を塗り薬にしたり、地下茎を煎じて飲んだり、根の薄皮を湿布にしたりと、様々な用途で使える代物です。
そんな魅力溢れる鬼灯ですが、竜胆がメインにする利用方法は『堕胎』でした。
しかし、この江戸時代は『堕胎』は禁じられてる行為なのです。
女医という竜胆の立場上、彼女の元には様々な事情を抱えた患者が来ることが多く、『まらおっ勃てた変態男』か『問題を抱えた女』ばかりでした。
つまるところ『必要悪』といったところなのかと納得する鳳仙。
『著者名:川下寛次 引用元:当て屋の椿2巻』
そして、竜胆は椿と鳳仙に奇妙な話をし始めます。
竜胆によると、今朝、往診した女性だけの尼寺で、男性とこれまで触れたことが無いような女性『笹百合』が『妊娠』したといいます。
それに関して、尼寺の尼僧は『御仏の子』だと言い切りますが、性行為をせず妊娠するなど有り得ないと思った椿は、お酒を煽り、笹百合が処女ではなかったのだと指摘します。
すると、竜胆は自分自身が処女である為、そうした事情を分からないと言い返し、これまでに医師として訪れた尼寺の内部事情はそれなりに知っており、男性はいないと断言します。
『著者名:川下寛次 引用元:当て屋の椿2巻』
竜胆と椿による巨乳美女2人の処女云々のやり取りを真横で聞いていた日輪と鳳仙は、無言で赤面し『ピクッ』反応しながら、色めき立つしたありませんでした。
男性がいない尼寺で女性が妊娠。奇々怪々な事件を前に、普段の椿なら嬉々として調査に乗り出しますが、お酒を煽り、酔いつぶれる程、熱く竜胆に食い下がるのには、理由がありました。
そして、竜胆も、椿が頑なに、笹百合の妊娠を通常妊娠ということにしたい理由を理解していました。
その答えは、明白で、もしも本当に『御仏の子』として、性行為なしで妊娠した子供が生まれた場合…。
尼寺にいる周りの僧たちが快く子供を受け入れるとは考えられず、最悪、悲惨な結末を迎えることも十分に考えられたからです。
そのため、それを危惧した椿は、普通の性行為で、妊娠した可能性を否定せず、竜胆に詰め寄ったのです。
当て屋の椿 17話のネタバレ 尼寺に潜む怪物(その三)
後日。
笹百合のことを心配したお人好し&お節介焼きの椿は、鳳仙を上手く利用して、尼寺に潜入します。
尼僧として忍び込んだ椿は、例の『御仏の子』を身籠ったとされる笹百合に会い会話をしてみると、別段危険な印象もなく、俗世に興味を抱く、人懐っこい美女でした。
ですが、笹百合と会話をしただけでは、彼女が知る唯一の世界『尼寺』が、お腹の子をどう思っているかまでは分からず、不満点が残ります。
そして、椿が尼僧として潜入捜査を開始した初日の夜のこと。
笹百合は紫苑とまた、肌を重ねていきます。
大きく膨らんだお腹を抱えた笹百合は、紫苑に『入れるよ』と言われ、男根を模した『モノ』に膣内を突かれたと同時に、淫らに喘ぎ始めました。
『著者名:川下寛次 引用元:当て屋の椿2巻』
美しく、妖艶で、官能的な、世界観の中、乱れる2つの女体。
事件の幕がひっそりと、開こうとしていました…。
当て屋の椿 2巻 感想レビュー
『当て屋の椿 2巻』でした。
衝撃的な1巻と比較して、2巻では残酷なグロ描写は抑えられており、官能的なエロ要素は、相も変わらず維持され、素晴らしい出来栄えだと感じました。
『浄瑠璃心中物語』編は事件の真相まで描かれており、『尼寺に潜む怪物』編は3巻に続く内容となっています。新しくご登場なされた女医『竜胆』さんも大変可愛らしく、彼女の今後の活躍が楽しみですね。
当て屋の椿 2巻
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